カエル通販 Feaver!!ブログ。カエルについての豆知識や日々の出来事をつづっていきます♪

発送についての真面目なお話〜☆

先日専門学校時代の友人と飲んだ際に、言動がオジサン化してきていることに気付いた八木です(笑)
歳を取るのは仕方ないので、良い歳の取り方をしてカッコイイオジサンになりたいですね(^0^)♪

さて、今日はいつもとは少し雰囲気を変えて真面目なお話です。

近頃気温が安定した日が続き、カエルの発送がしやすい季節になりました。
その影響なのか…?
毎年4月・5月はご注文の数が多くなります。
今日も写真の2種が新しい飼い主さんの元へ、旅立ちました。

「マダラヤドクガエル レティキュレイテッド」
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「クツワアメガエル」
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※実際に発送した個体とは別個体です。

通信販売メインなので、ご注文を頂いた際にはもちろん発送するのですが、今日はその「発送」について書こうかと思います。

さて…生き物の通信販売と聞くと、それを敬遠される方も多いのですが、その理由としては「状態の悪い生体が届いた」「想像していたものと違った」というものがあげられると思います。
フィーバーではそのようなリスクを少しでも減らせるよう、入荷してから販売までに一週間あけて、状態を整えるといった検疫期間を設けています。
また、写真をご要望のお客様にはリクエストを頂いた通りに写真を撮って、個体を選んで頂いています。

しかし何よりも一番リスクを感じるのは、死亡した状態でお客様の元へ届く「死着」ではないでしょうか。
死着という最悪のケースにならないよう、特に真夏・真冬の発送時にはかなり気を使っていますが、それでも昨年2回の死着が起こりました。
僕はいつも「死亡した」のではなく、「殺した」のだと思っています。到着を楽しみにされていたお客様・生き物に対して、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになります。

その度に何が原因だったのかを考え、梱包の実験を繰り返してきました。
そして、今年3月から新しくした梱包方法では今のところ一度も死着は起こっていません。

実は発送の方法については、どのお店を比べてみても全く同じということはありません。それぞれのお店で梱包方法が違うのです。
発泡スチロールやダンボールといった違いから、新聞紙の詰め方、箱の大きさまで様々な違いがあります。
フィーバーでも様々な方法で実験をしてきましたが、新聞紙の使い方一つで箱内の温度が変わるので驚きました。

死着の際、箱にダメージがなくても配達業者さんに荷物の扱い方を問い合わせることや、お客様への保証でトラブルになるということを聞きますが、僕個人としては一番やってはいけないことだと考えています。梱包・発送する側に技術が足りていないのだと受け止めて改善していかなければ、生き物の通信販売を行うべきではないとさえ思います。

こういった内容を書くことで、業界歴数年のペーペーが…等の否定的なご意見を頂くこともあるかもしれませんが、近頃いろいろと考える節があったので、それも覚悟で書かせて頂きました。

失敗も含め、様々な経験を積み重ねて今のカエル通販フィーバーがあります。
それを生かして、今日もこの仕事をしています。
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12/05/11:通常記事